amor mundi

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『love』 by John Lennon

"Love is real, real is love,
 Love is feeling, feeling love,
 Love is wanting to be loved.

 Love is touch, touch is love,
 Love is reaching, reaching love,
 Love is asking to be loved.

 Love is you, you and me,
 Love is knowing we can be.

 Love is free, free is love,
 Love is living, living love,
 Love is needing to be loved"


 英語の何が好きって、この極限のシンプルさを追求できるところなんだと思う。
 英語という言語の素晴らしいところは、飾りを排除し、あらゆる無駄をそぎ落としても尚、文章として成立するところなんだと思う。
 John Lennonは松尾芭蕉の俳句にインスピレーションを受けて、この歌を作ったらしいけれど、日本語という言葉に裏の意味をもたせてしまう言語とは違い、英語はもっとシンプルになれる。
 言葉の本質だけを使う言語。その本質だけで表現しようとする気概。それが、英語のシンプルたる所以なのかもしれない。

| 00:05 | book and music | comments(0) | trackbacks(0) |
中島美嘉『一番綺麗な私を』
JUGEMテーマ:音楽

 「もしも」と考えることがない、と言えば嘘になる。後悔しているわけではないし、前より今の方が良くなってきているっていう自信もある。どんな選択も、その時最善と思ったからこそ手を伸ばしたのだから。けど、時々ね、想像しちゃうわけです。「もしも」って。今の自分を否定しない程度にね。

 「もしもあの冬にあなたを信じていたら
  今も二人で寄り添いながら
  生きていたでしょうか?」

 魔が差す、という時がある。それが授業放棄とかバイトをエスケープなんてものだったら冒険になるのだけど、人との関係(例えば友達と喧嘩とか、恋人との別れとか)に繋がっちゃうと、1人の問題じゃなくなって、進む道が違ってきたりする。
 お互い初めてこんなに長く同じ恋人と付き合っていて、ちょうどお互い魔が差して、すんなりと別れた。もちろん寂しさもあってあっさりではなかったけれど、何処かでほっとしたのを覚えてる。その後、他の恋人との時間も持ったけど、やっぱりなんだか彼は違ったんだな。
 だから考えてしまう、「もしも」。

 「一番綺麗な私を抱いたのはあなたでしょう
  消えない涙の記憶を
  運命と人は呼ぶのでしょう」

 好きなら運命なんてこっちから赤い糸を持って結んじゃえ、と思うけれど、それは今後の未来のお話で、過去は確固たるものとしてあるからこそ対処出来ない。出来るのは思い返すことだけ。そして思い返せば思い返すだけ彼を恋しがったら、それは運命と呼べる相手として自分を納得させるしかない。だって、結局好きなんでしょ。
 一番綺麗な私を抱いたのは貴方。だって一番綺麗な私にしてくれたのが貴方だから。
 願わくば、今、貴方も想ってくれていたらいいなと思う。あいつは綺麗だったな、って。

 「ああ あなたも私を 想うのでしょうか?
  二度と戻ることのない
  駆け抜けた季節(とき)を」

| 19:26 | book and music | comments(0) | trackbacks(0) |
椎名林檎『17』

  now i'm seventeen
  my school is in the country
  students wear trainers
  read the same magazins

 17歳の女の子。High School Student。何処か分からないけれど、学校も田舎も知り合いばっかりの小さな社会に暮らしてる女の子。だから時々、地下鉄に乗って誰とも知らない人ばかりの社会に出る。
 学校だとみーんな同じことしてるから、人と違うことがしたくて。

  i see the same faces in school & they say that i am different
  i think it's an honour
  i say it's an honour to B diffrent
  i can't go their way

 そうすることで、なんだか特別なもののように自分を感じることが出来る。別にスーパースターになりたいとか、お姫様になりたいなんて願望があるわけじゃない。けど、誰か見つけてほしいと思ってる。私を、私だけを見つけてって。
 でも、しょせんは17歳。また地下鉄に乗って、家に帰って、夕食を食べるしかない。何処にも行けない。でも何処かに行きたい。誰かに見つけて欲しいの。


 高校時代って特別だと思う。中学までは、同じように地区毎に分けられた子どもが集まるだけだけど、高校ってちょっと選別がある。勉強とか、地域とか、部活とか。多少意識して、選んだ場所だから。大学ほどじゃないけど、なんとなく似通った部分をもつ子に出会ったりもする。でも、誰だって思ってると思う。私は特別よ、って。
 17歳。私は思春期真っ盛りだった。友達とはきゃあきゃあ騒いで、ばかなことやって、1人になるとちょっと気だるげで退廃的な気分。あの特有の感覚はなんて言うんだろう。1人で動くってことに大人っぽさを見出して、自分はちょっと周りとは違うんだって思いたくて。そんな可能性を持ってるから、って夢見て、「ふつー」の人とは違うのよって顔してた。そのくせ、もうお化粧もバッチリ、髪も月に一度は染めに行く同級生を見たりすると、そんな姿に憧れたりもしてた。

  now i'm seventeen
  i do not have a title
  depend on no one else
  busy being kind

 いつから、あの感覚と距離が出来始めたんだろう。



椎名林檎,ボブ・クルー,亀田誠治,金原千恵子ストリングス,浅井健一,西川進,斎藤有太,皆川真人,村石雅之,村石雅行,河村母介
(2000-01-26)

| 23:33 | book and music | comments(0) | trackbacks(0) |
かぐや姫『神田川』

 お馴染み「あなたはもう忘れたかしら」で始まる、『神田川』。実際通して全てを聞いたのは最近で、当時はまだ生まれていないはずなのになんだか懐かしい思いに浸らせてくれる曲だなぁと記憶していた。まず前奏からして哀愁が漂ってるもの。実際発売されたのは、1973年。学生運動や安保闘争、ヴェトナム戦争が落ち着いた頃(パリ協定が調印)で、日本赤軍のハイジャック事件が起きたのもこの年。昭和生まれの私だけれど「一世代前」という印象を持つ出来事の最中に歌われていたのねぇ。いるかさんがカバーした『なごり雪』も、もとはかぐや姫の歌(1974年)だったとか。
 けど「あなたはもう忘れたかしら」ってことは、思い出の歌ってこと。

「若かったあの頃 何も怖くなかった
 ただあなたの優しさが 怖かった」

 学生時代を振り返ったりしたのかなと考えてしまう。窓の下には神田川。三畳一間の下宿。「わたし」の指先を見つめる「あなた」。
 けれど、なぜ「あなた」の優しさが怖いのか正直分からなかった。そう母に聞いたことがあった。

 大学の友人の一人も、四畳一間の部屋に住んでいて、トイレもお風呂も共有。部屋に二人入れば、もういっぱいの広さ。
「わたし」も「あなた」と二人、いつも視界に入る距離に互いがいたのかな。小さな流しの裸電球と、それが照らすアルミの流しとちゃぶ台。日焼けし匂いのなくなった畳の上には、たらいに入れられた石鹸とタオル。押入れの中には布団と旅行鞄に、両親から送られたであろうみかん箱。
 母が住んでいたアパートもこんな風だったのかな。宮城から上京して、アパートで暮らし、銭湯に通ったと聞いていた話を思い出す。そして母がくれた答えも。

「あなたを失うのが怖かったのよ」


 何を持っているわけでもない時(それは時代でもあり、「わたし」が学生だったからかもしれない)。確かな未来はまだ先で、可能性がいっぱいだったはず。今みたいに何でも手にしたいという欲望があったわけでもない。自分だけのパソコンもなく、自分だけの携帯電話もなく、自分だけのものが本当に少なかったんだと思う。その掛け替えのないものが「あなた」だったから、「あなた」の優しさを感じる度に失うことの怖さをも感じていたのかな。

 今、私達は代替品のある生活に慣れすぎている。壊れたら、古くなったら、新しいものに取り替えればいい。本当は交換できない、かけがえのないものもので世界は溢れているのに!!分かっているつもりでいたのに、私は「わたし」の感じた怖さを理解出来なかった。私には、それがとっても怖かった。

かぐや姫,南こうせつとかぐや姫
(2008-01-16)

| 23:22 | book and music | comments(0) | trackbacks(0) |
福山雅治『はつ恋』

 この曲を聴いて、福山さんのイメージが一気に決まった。あぁ、大人だって。それも男の大人。甘え方を知っていて、その見せ方まで知ってる人。今まではちぃ兄ちゃんだったのに。

 「この 想いが君を苦しめてしまうとしても
  傷つけてしまうとしても 君が欲しくて」

 上手いなぁ、本当。「優しい」と形容される人ならば、例え相手に気持ちがあっても外に出さないと思う。だってもうお互いに新しい幸せがあるんだもの。

 「友だちではいられないことも
  恋人には戻れないこともわかってるよ
  でもこの真心を 永遠のはつ恋と呼ばせて」

 きっと本当に好きで大切にしあった関係だったんだろうな。だからこそ一旦壊れちゃうと普通の友達に戻ることは難しい。友達っていうには、あまりにお互いのことに干渉し合ってきたんだろうから、その距離感を取り戻すにはすぐに友達に戻ることは出来ない。だけど何度も話し合った上での別れだろうし、それはきっと好きとか嫌だとかいう感情だけでは乗り越えられない何かがあったからこそ決まったことなんだと思う。だから簡単にやっぱ好き、って関係を戻すことも難しい。
 それを分かった上で抱いている、相手を想う真心。相手を欲しいと思う。本当はすぐにでも手を伸ばしたいんだろうけど、相手には伝えきれない。もう2人はだめなんだって何処かで分かりつつ、自分の中にいる相手を諦め切れてないのを分かってるんだろうから。だからこそ「自分以外の誰かとでもいいから幸せになって欲しい」とも言えない。まだ。

 こんなこと伝えられたら、女の人は弱いだろうなと思う。強がったり、甘えたり、を上手く制御しつつ表現されたら、つまり我侭にならない程度の可愛げで伝えられたら、構い倒したくなっちゃうものね。

| 07:55 | book and music | comments(0) | trackbacks(0) |
トーヴェ・ヤンソン『ムーミン谷の彗星』

 行って来ました、大丸ミュージアムの「ムーミン展」。ポスターのコピーは、「コドモだった昔も、オトナになった今も」。そうそう、ずーっと好きですMoomin.


「そうだな。なんでもじぶんのものにして、もってかえろうとすると、むずかしいものなんだよ。ぼくは、見るだけにしてるんだ。そして、たちさるときには、それを頭の中へしまっておくのさ。ぼくはそれで、かばんをもち歩くよちも、ずっとたのしいね。」
「ガーネットは、リュックへいれられたんだ。見るだけと、手でもってじぶんのだと思うのとは、ぜんぜんちがうのに。」[ムーミン谷の彗星 pp.54-5]

 私が小さかった頃、テレビでアニメーション、ムーミンが放映されていた。「いつも強がりばかり言っている君でも〜♪」という出だしのオープニングテーマで始まるそれが好きで、青い鳥文庫の本を読み、マンガにまで手を伸ばした。そうすると愛らしいテレビでのムーミンに比べ、小説では意地悪。原語で読みたくなり、フィンランド語まで始めた。きっと原作を読みたいという欲求が初めて生まれたのはムーミンだと思う。(けれど、なんと原作はスウェーデン語だった…)
 スナフキンがとにかく好きで、父親とテントを家の中に張ってみたり、リュックサックに毛布をくくりつけて山を歩いてみたり。初めての憧れの人だったのかもしれない。もっとも今は、谷の住民の生き方以上に、住民の多様性に関心を抱いている。読み返すことで新たな発見がある。それってすごいことだよね、と思う。

 で、上記の引用文は、山で見つけたガーネットに対するスナフキン(上)とスニフ(下)それぞれのセリフ。リュックいっぱいにガーネットを詰め込もうとするスニフと、それを眺めるだけのスナフキン。結局、大とかげに襲われ手に入れることは出来なかったことを悔やむこととなる。
 けれども何かを自分のものにする、所有することについて考えると、実際どれだけのものを所有出来ているのだろうと思う。無一物を説くわけではないけれど、形あるものはすべて壊れゆくものであり、記憶も情も永続的なものではないために、私が持ちうるものは今という時間と空間と私という存在だけなのではないんじゃないかな。その時と場と自分を最大限活かし、継続させてゆくことが生きるということであり、その過程で諸関係が結ばれ、生に広がりを持たせることが出来るのだと思う。
 ムーミン達が完璧なわけじゃあない。それぞれが癇癪もちだったり、偏屈だったり、自分勝手だったりする。けどムーミン屋敷は常に人に開かれ、来るものを拒まず去るものを追わず、個人の自由を認め時には孤独を引き受ける。誰かと共にいることで得られる勇気と、同じではないという寂しさを味あわせてくれる物語。そこが私にとっては魅力なんじゃないかしら。

| 18:20 | book and music | comments(0) | trackbacks(0) |
江國香織『5才』
『キャンディをつなげたくびかざりや
 花束のかたちのチョコレートは
 美しくないし
 あまりおいしくもないということを
 知っていた
 でも
 好きだった
 キャンディをつなげたくびかざりや
 花束のかたちのチョコレートは
 甘やかされているしるし』


 甘えてほしいと言うならば、
 私が甘えてもビクともしない、
 財を持って。
 度量を持って。

 私に甘えさせもしないで、
 あなたが、
 甘えないで。
| 22:21 | book and music | comments(0) | trackbacks(0) |
矢沢あい『NANA 17』

『おれにとっちゃ
 自分と相手の関係性は
 たいして重要じゃねぇんだ。

 でも人は絆を結びたがるもんだし、
 おれはある意味冷てぇんだろうな』


 あなたに嫌われるのが怖い、
 あなたと離れるのが嫌、
 そんなことは問題ではない。
 ただ、あなた自身を大切にしたいから、
 あなたの大事なものは守る。

 傍にいなくても、あなたが幸せならば−


『たとえ他のヒトと結ばれても、
 ずっと変わらずに大事に思えるくらい、
 優しい人間になりてぇよ…』

| 15:22 | book and music | comments(0) | trackbacks(0) |
銀色夏生『微笑みながら消えていく』
『約束しなくても
 また 明日会えることが
 どんなにいいことか
 約束しなければ
 もう 次に会えないという身の上になってみて
 つくづくよくわかる』


 スーツを着て会社の説明会へ。
 朝早くから満員電車に乗り、
 時々大学に顔を出し、
 私に出会う。

 ジーパンで胡坐をかき、
 本を片手にふらふらする私の姿は、
 彼ら彼女らの眼には、
 とても自由に見えると言う。
 けれど一方では社会に早く出たいと言う。

「大人」だな。
 そう思う。

 もうすぐ、お別れ。
 逢えなくなるのが、
 当たり前に、なる。
 
| 22:31 | book and music | comments(0) | trackbacks(0) |
レミオロメン『ether』

『風の音なら、空の呼吸だね。
 きっと世界の事、繋いでる。

 なんだか不思議だよね、
 この時を分け合うって。
 君といれると僕は誰でもなく、
 本当の自分に近づける気がするよ』


 君の好きな曲。
 私たちの思い出の曲。
 そして、過去の曲。

 あの頃は思い出ではなく現在で、
 まさか過去として振り返る日がくるなんてことさえ、
 思いもしなかった。

 けれど、今は、
 そう現在は、
 新たなメロディが聞こえてくる。
 また私の好きな曲が、
 ひとつ増えそうだよ。

藤巻亮太
(2009-07-15)

| 01:54 | book and music | comments(0) | trackbacks(0) |
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