amor mundi

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サヨナラ
 ずっと探している。帰る場所というものを。
 ずっと求めてきた。絶対的な存在を。
 それは天国?つまりは神?

 そんなの何処にもなかった。誰でもなかった。私の安住の地も、私を助けるものもない。
 結局私は独りで、きっとそれは覆すべきことではないんだ。皆が諦めでも戦いながらでも受け入れ、生きているんだ。だから甘えちゃいけないんだ。
 サヨナラ。私の憧れよ。
 サヨナラ。集団に迎合する。
| 02:14 | private | comments(0) | trackbacks(0) |
思慕
 今日も雨。止まぬ雨。
 けれど貴方が望むのならば、私はこの雨粒を通り抜け、雲を切り裂き、一筋の光を貴方に捧げよう。いっぱい夢を見させてあげる。
 貴方に逢いたくて。一人蹲る部屋に音楽を充たす。貴方の大好きな歌、貴方が私に歌ってくれた歌。雨音を掻き消し、安らかな眠りに誘われるように。
 明日を思う。貴方と分かち合える、明日という日を。
 もう涙は流さないけれど、哭きたくなるほど、貴方を想うよ。いつも思ってるよ。貴方が別の誰かを夢見ようとも。
| 22:01 | private | comments(1) | trackbacks(0) |
太陽と月
「君の背中は僕が守る」
 そう言われ、酔いしれているなぁと思ってしまう自分を見てしまう自分に呆れる。どこまでひねくれているのだろう。素直にその言葉を受け入れられる人だったら、あなたと上手くやっていけたのかしら。

 いつも隠してきた。思い出したくないものはパンドラという名の過去へとおいやり、目に見えないふりをしてきた。今回もそう。もう二度と煩わされたくないとあなたを突き放し、さっさと別れの道を選んだ。日向ぼっこは充分させてもらったから。
 けれど、あなたの陽は強すぎて、時々自分の陰が濃すぎることに眩暈も感じていた。そんな私にあなたは言ったね。
「君こそ太陽なんだ」って。私が見る私と、あなたの見る私は随分と違うのね。
 もう今更遅いよ。
「君は誰に頼るの」なんて。大丈夫よ。私には背中を向けられる友達がいるから。太陽にならなくても、月の様に変化を見せても、共にいてくれる友人が。
| 12:20 | private | comments(0) | trackbacks(0) |
Gackt『Noesis』
  「もう…戻れないよ」と泣きながら繰り返す。
  「誰が…私を止められるの?」と繰り返す。

  noesis...
  変わらない世界に、
  許されることなくただ生きてゆくだけ。
  ただ、消えてゆくだけ。


 これから先もずっと、変わらずに貴方の傍にいたいと思う。もし貴方が倒れそうな時は手を差し出し、それでも足りない時は体を張ってでも貴方を支えたいと思う。 
 ねぇ、それでも貴方が倒れてしまったら、きっと私も倒れているよ。だから、なんて言いたいわけじゃないけれど、独りだなんて思わないで。私も貴方と戦えるときもある。支えられるときもある。だから絶望しないで、一人で行こうとしないでね。行きよう。消えるその日まで。

| 03:44 | book and music | comments(0) | trackbacks(1) |
免罪符
「ただ、抱きしめたい」
 それが如何に傲慢な望みか分かってるの?私をこれ以上暴き出さないで。嫌な子にさせないで。私は、ただそっとしておいて欲しいだけなのに。
 鬱。それは免罪符。全てを赦し、許容の範囲を増やす魔法。あなたがそんなに苦しんでいるなら、と甘やかしてしまいそうになる。一度は恋し、欲したあなただから、と。私が拒めないことを分かった上でやっているんでしょう?
 もう現在の私にあなたは必要ないというのに、あなたに必要とされたら、私は…
 ねぇ、どうか放っておいて。どうか、私をそっとしておいて。
| 03:25 | private | comments(0) | trackbacks(2) |
私はどれ
 別に同情誘ってるわけじゃない。不幸の自慢話をしてるわけでもない。ただ、この生活に酷く辛く感じる時があるだけ。
 けれどその一方で問いかける。どこかで悲劇のヒロインぶってる自分に酔ってるでしょ?

 可哀想だと言ってほしいのだろうか。もう疲れたと吐く自分に対して、「まだ頑張れる」と叱咤する私と、「何、一人で浸ってるのか」と冷たく見下ろす私がいる。そして、どちらが本当の自分なのか分からない、と全てを客観視している私がいる。
 自分の思考に自分で振り回されて、またパニックを起こす。どうして良いのか分からないし、誰に「助け」を求めてよいのかも分からない。否。誰かの傍にいるときは大丈夫。それだけが救いになっている。けど、そんなの一時。私だけの人はいない。なのに私の中には3人も私がいる。
 この手の傷が消えたなら、雨が止んだなら、いつか過去を許せる時がくるのだろうか。
| 20:09 | private | comments(0) | trackbacks(1) |
浜崎あゆみ『A Song For XX』

 「いつから大人になるの。いつまで子供でいいの。
  どこから走ってきて、ねぇ、どこまで走るの。
  居場所がなかった。見つからなかった。
  未来には期待出来るのか分からずに」

 歩道橋から見下ろした世界が好きだった。それは私の居ない世界だから。皆が動き生きるのをただ眺める。そこに自分の居場所はないし、生きなくても良かった。ただの傍観者。そんな世界に憧れていた。それは自分が無関係でいられる、ということだから。そして実際、世界は私を置き去りに進んでいるように思えていた。

 「いつも強い子だねって言われ続けてた。
  泣かないで偉いねって褒められたりしていたよ。
  そんな言葉ひとつも望んでなかった」

 私は優等生だった。別に頭が良いとか、特別な能力があったわけじゃない。人様に迷惑をかけない、手間の掛からない子だったということ。学校は子どもをそう作る。それが良いと言われるから、素直にそう育った。良いと言われる道を歩んできたのに、どうして今更私の個性ある道を歩めと言われるんだろう。道の選び方なんて学んでこなかった。
 もっと早く捨てるべきだったのかな。反抗してみるべきだったのかな。本当は分かってる。それは捨てるべきものも、反抗すべき相手も分かっていたのに、目を瞑ってきたってこと。ここまで来て、この現状を肯定し受け入れることは時々とても息苦しいけれど、あの時自ら道を選ぶという責任を負う代わりに享受した幸せはどれだけだったか。
 今からでも遅くない。そう思いたい。

浜崎あゆみ,浜崎あゆみ,星野靖彦,本間昭光,木村貴志,富樫明生,五十嵐充,守尾崇
(1999-01-01)

| 19:02 | book and music | comments(0) | trackbacks(0) |
Hands
 電気の落とした台所の片隅で、小さなテーブルにおいたパソコンは光を放ち、私は椅子に膝を抱え座ったまま、遠くの誰かと「繋がって」いる。サイトを巡って、ブログを読んで、知った気になる。きっと、必ず、誰かと「繋がって」いる。私は今、一人ではない。そう思いこみたい自分がいる。

 両手で守りきれるほど大切な人を抱え、私は最後まで走りきる勇気はない。けれど「誰もが誰かを愛している」から、だから私は必要とされた時だけでも手を差し出せるように、いつも、片手だけでも空けておいた。
 ねぇ、辛いのなら、寂しいのなら、この手を欲してくれて構わないんだよ。なんだかんだと言いながら、やっぱり私は頼られることによって自らを立たせてきた人間だから。もし誰にも頼られなくなったのなら、私は強くは在れないと思うの。そう、ずっと思ってきたんだよ。
 そんな私に教えてくれたんだね。手は欲したり、掴んだりするものじゃなくて、繋ぐものなんだって。手に手をとって、ぬくもりを分かち合うものなんだって。私も、手を伸ばしていいんだって。
| 20:14 | private | comments(0) | trackbacks(0) |
雲からの糸
 私とあなたを繋ぐ糸。神が垂らすは蜘蛛の糸。差し出すだけで、何もしない。何も出来ない、この歯痒さ。けれど私は待ちましょう。あなたが来るのを、じっとひっそり。望むべくは、ただ一繋がり。

 人と人は何で繋がっているのだろう。運命も、絆も、赤い糸も。私の瞳には映らない。それならば見つけ出そう、私が確信できる、唯一の繋がりを。
 愛って何だろう。一番目に見えないものが愛だけれど、それこと人と人とを繋ぐものなんじゃないかと思う。
 じゃあ私は何が出来る?それが、信じること。そして諦めないこと。勿論、裏切られることだってあるだろうけれど、それさえ引き受ける覚悟こそが愛だと思う。あぁ、愛したい。それが私と人とを繋ぐ糸ならば。

| 19:49 | private | comments(0) | trackbacks(0) |
パーティ
 同じ一つのものを共に作りあげてゆく喜び。それは何ものにも共通して存在する協力と信頼。手と手をとりあって、互いに高めあう仲間で、ライバル。あたかも、それは宴の様に華やかで儚く、現実と夢とが織り合い、必ず終わりの来る、パーティ。

 期待する。けれど裏切られる。
 期待される。けれど、その全てを自らが背負う必要はない。
「私はこんなやり方は嫌だ」
 その一言を背負わず、他人(ひと)の人格とは無関係のところの、その意見だけを分離して受け入れる。そこから互いの妥協を、否、両者のベストを築き上げてゆく。
「私には一人歩きがよく似合う」
 そんなこと、もう言わせない。
| 07:46 | private | comments(0) | trackbacks(1) |
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